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半月板損傷

半月板損傷でお悩みの方へ

半月板損傷の炎症のイメージ

半月板損傷は、スポーツ中に発生しやすいケガです。
特にジャンプ急に方向を切り替える動作が多いスポーツをしている方は、注意が必要です。

また、普段スポーツをしていない方も無関係ではありません。
半月板は加齢にともない変性してくるため、気がついたら損傷している場合もあります。

膝は体重を支える関節になりますので、痛みや動かしにくさがあると日常生活の大きな支障となります。
適切な処置と予防で、大切な膝を守っていきましょう。

ここでは半月板損傷の原因や症状の特徴、接骨院での施術内容、そしてセルフケアの方法を詳しくご紹介しています。

目次

こんなお悩みはありませんか?

  • ジャンプの着地時に膝に痛みが走った
  • 膝の曲げ伸ばしがスムーズに行えない
  • 突然膝が動かなくなるときがある
  • 膝に引っかかる感じがある
  • できるだけ早く復帰したい
  • 再発の不安がある

半月板損傷とは?
半月板損傷の症状と原因

半月板損傷とは

膝の構造

原因や症状をみていく前に、まずは半月板の構造と役割を知っておきましょう。

 

●半月板の構造・役割

半月板とは、大腿骨(太ももの骨)と脛骨(すねの骨)の間にある、C字状の軟骨組織のことです。
膝の内側と外側にそれぞれ1つずつあり、膝の安定感を高めたり、衝撃を吸収したりする役割をおもに担っています。

 

●半月板損傷とは

何らかの原因で半月板に亀裂が入ったり、欠けたりした状態「半月板損傷」といいます。
損傷の仕方によって、次の種類に分けられています。

・縦断裂

C字のラインに沿って、縦に亀裂が入った状態です。

・バケツ柄状断裂

縦方向に大きく裂けて、バケツの持ち手のような形になってしまった状態です。

・横断裂

半月板の横方向に亀裂が入った状態です。

・円板状半月板断裂

半月板がC字状ではなく、生まれつき円板状(半円形)になっている方もいらっしゃいます。
本来空洞になっている箇所に半月板があるため、軽微な外力でも損傷を起こす可能性があります。

・フラップ状断裂

半月板に斜めの亀裂が入り、断端が弁のようにブラブラしている状態のことです。

・水平断裂

半月板の水平方向に断裂が起こった状態です。

半月板損傷のおもな原因と症状

バスケットボールの様子

半月板損傷の原因や症状は次の通りです。

 

●原因

・スポーツ

急なターンジャンプの着地など、スポーツ中の強い負荷によって半月板を痛める可能性があります。
特に半月板損傷は、荷重がかかった状態でひねりの外力が加わると発生しやすいといわれています。
一度の外力に限らず、負担の積み重ねで小さな傷が徐々に広がり、断裂につながるケースもあります。

・交通事故

交通事故による衝突や転倒で膝に大きな外力が加わり、半月板を損傷する場合があります。

・合併症

内側側副靱帯損傷(膝の外反強制)前十字靭帯損傷(膝後方からの打撲、ジャンプの急停止)の合併症として、半月板損傷が生じる場合があります。

 

●症状

・痛み、腫れ

膝を曲げ伸ばしした際や荷重時に痛みを生じます。
また、内出血や炎症が広がることで、患部が腫れてくる場合もあります。

・ロッキング

膝を伸ばす際に引っかかり感を生じます。
損傷がひどい場合、膝が突然動かなくなる「ロッキング」を起こすケースもあります。

・変形性膝関節症との併発

半月板を損傷すると、膝にかかる衝撃をうまく緩和できなくなります。
そのことで膝の軟骨に負担が積み重なり、将来的に変形性膝関節症を発症する可能性があります。

類似症状のある隠れた病気

関節ねずみの男性

半月板損傷に似た症状を起こすケガには、次のものが挙げられます。

 

●関節ねずみ

骨や軟骨のかけらが関節の中ではさまり、痛みを生じる障害です。
スポーツ中の激しい外力や、離断性骨軟骨炎骨軟骨腫瘍といった病気にて発症する場合があります。

 

●関節軟骨損傷

転倒、事故などの激しい外力や、スポーツによる繰り返しの負荷で軟骨組織を損傷した外傷です。
軟骨の剥離が進行すると、膝の痛みにつながる場合があります。

関節ねずみ、関節軟骨損傷は、半月板損傷と同様に引っかかりやロッキングを起こす可能性があります。
原因によって処置も変わっていきますので、自己判断せずにまずは医療機関で検査を受けるようにしてください。

半月板損傷のおもな施術法と
代表的な施術期間・施術過程

半月板損傷のおもな施術法

膝の確認

半月板損傷に対して、接骨院では一般的に次のような施術が行われています。

 

●カウンセリング・各種検査

施術の前にカウンセリングや各種検査(炎症の有無、痛みが出る動きなどのチェック)を行い、患者様の状態を正確に把握します。
半月板損傷の検査には、おもに「マックマレーテスト」が用いられています。

1.仰向けに寝て、患部側の膝をできるだけ曲げていきます。施術者は膝の関節部分と足首(かかと)に手を当てます。
2.下腿骨(すねの骨)を内側にひねった状態で、膝を伸ばしていきます。
3.再度膝を最大限曲げて、今度は下腿骨を外側にひねった状態で膝を伸ばしていきます。

内側にひねった状態(2のケース)で痛みが生じたり、膝のクリック音を触知したりした場合は「外側半月板損傷」
外側にひねった状態(3のケース)で痛みとクリック音がある場合は「内側半月板損傷」が疑われます。

 

●手技

カウンセリングをもとに、痛みや可動域制限の原因となっている筋肉の緊張を手技にてゆるめていきます。
また、身体のゆがみから膝への負担を強めている方には、骨格矯正を行う場合もあります。

 

●超音波

高い周波数の音波(細かい振動)を患部に当てていく施術です。
超音波を照射することで、炎症を抑制したり、患部の血行を促したりする作用を期待できます。

 

●ハイボルト

高電圧の電気を流していく施術です。
強い電気刺激で痛みをブロックしたり、患部の血流を促すことで腫れの改善が見込めます。

 

●鍼灸

鍼やお灸を用いて、経穴(ツボ)を刺激していく施術です。
鍼灸には、鎮痛作用筋肉の緊張をゆるめる作用があるといわれています。

 

●運動療法

半月板損傷から変形性膝関節症につながらないよう、身体の使い方のアドバイス膝を安定させるための筋力トレーニングなどを実施します。

半月板損傷の
代表的な施術期間・施術過程

膝の確認

軽度の外傷であれば、数回の施術でも症状の改善を実感できると思います。
しかし、筋力や柔軟性が低下した状態をそのままにしていると、痛みを再発したり、将来的に変形性膝関節症を起こしたりする可能性があります。
そのため、施術とリハビリとをあわせて、2〜3ヶ月ほどみていただくことになるでしょう。
※「日常生活に支障が出ない程度まで」「スポーツ復帰するまで」など目的によっても施術期間は異なります。

上記はあくまでも目安の期間です。
個人差も大きくなっていますので、まずは接骨院や医療機関など専門家に状態を確認してもらいましょう。

半月板損傷になってしまった際の
注意点と対処法

まずは医療機関に相談しましょう

病院のカウンセリング

運動時の痛みや引っかかり感など、半月板損傷が疑われる場合は次のように対処していきましょう。

 

●医療機関に行く

半月板の断裂が大きく、膝の動きが悪くなっている場合は、早急に手術をしたほうがよいケースもあります。
自己判断で対処せず、まずは医療機関で検査を受けてください。

 

●冷やす

腫れや熱感が強く出ているときは、患部を冷やしましょう。
氷水の入った袋をタオルで包み、15分ほど熱っぽくなっている箇所に当てます。

 

●リハビリ

ストレッチによって、膝の柔軟性を高めていきましょう。
痛みや炎症がある場合は無理をせず、できる範囲で行うようにしてください。

・お尻や太もものストレッチ

仰向けに寝て、片側の膝を曲げて両手で抱えるようにします。
そこから膝を胸に近づけるように曲げていき、お尻や太ももの筋肉を伸ばしていきます。
30秒ずつ、左右バランスよく行いましょう。

・太もも前側のトレーニング

膝を伸ばした状態で、床に座ります。
片方の膝の下に円柱状に丸めたタオルを置いてください。
そこから、かかとは床につけたままタオルを潰すように膝を伸ばし、太もも前側の筋肉に力を入れましょう。
左右バランスよく、10回3セットが目安です。

半月板損傷にならないための
予防法と身体のケア方法

普段からケガのリスクを抑えましょう

ウォーキング

半月板損傷は急なタイミングで発生するため、予防がむずかしいケースもあります。
しかし普段からのケアで、少しでもケガが起こるリスクを下げておきましょう。

 

●ウォーミングアップを行う

身体が準備できていない状態で運動を始めると、ケガをしやすくなります。
ウォーキング軽いジョギング体操などウォーミングアップは怠らないようにしてください。

 

●適度に休息をとる

運動後にはストレッチでしっかりクールダウンを行いましょう。
疲労の蓄積で筋肉が固まると、その分関節の動きも悪くなってしまいます。
また、睡眠中に組織の修復が促されていきますので、夜更かしは避けて7時間以上の睡眠を確保するようにしてください。

 

●正しいフォームを心がける

ジャンプの着地やランニング時に、膝が内側に入ってしまう方は半月板に負担をかけやすくなっています。
接地時につま先と膝の向きがそろうよう、「鏡で自身の姿をみる」「チームメイトに確認してもらう」などして、運動フォームを見直してみましょう。

半月板損傷に関するQ&A

半月板損傷には接骨院で保険を使えますか?

使える場合もあります。
しかし症状によりますので、一度接骨院にご相談ください。

半月板損傷には、接骨院でどのような施術が行われていますか?

患者様の状態に合わせて、手技や超音波、電気療法、鍼灸などを行っています。

膝を曲げ伸ばしすると痛むのですが、医療機関に行ったほうがいいですか?

原因によって処置が変わりますので、一度検査を受けてみましょう。

スポーツをしていないのですが、半月板を損傷することはありますか?

加齢にともない半月板がもろくなりますので、わずかな外力でも損傷してしまう場合があります。

痛みがなければ、運動を開始しても大丈夫ですか?

再負傷する可能性があります。
接骨院や医療機関の指示に従うようにしてください。

半月板損傷は冷したほうがいいですか?
温めたほうがいいですか?

「急性期(熱感や強い痛みがある)⇨冷やす」「慢性期(炎症が落ち着いている)⇨温める」が推奨されています。

半月板損傷はどれくらいでよくなりますか?

リハビリとあわせて2〜3ヶ月が目安です。
しかし状態によりますので、一概にはいえません。

テーピングは効果がありますか?

はい。
膝の安定感を高めておくことで、半月板にかかる負担を軽減できます。

トレーニングの方法は教えてもらえますか?

はい。
施術とあわせて、ストレッチやトレーニングの方法もアドバイスいたします。

自分でも半月板損傷の処置はできますか?

自己判断で行うと悪化させる可能性があります。
まずは専門家にご相談ください。

著者 Writer

著者画像
芳賀 太郎
出身:福島県
生年月日:1991年4月2日
血液型:O型
趣味:バスケットボール
所有資格:柔道整復師
得意な施術:骨格矯正
ご来院されるお客さまへ一言:
症状改善に尽力していきます!

Treatment guidance

保険施術アイコン

保険施術

接骨院では、受傷時期・原因が明確にわかる急性のケガに対して健康保険を使って施術を行うことができます。
骨折、脱臼、捻挫、打撲、挫傷が対象です。
状況に応じてどの保険が適用なのかこちらでご確認ください。

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骨盤矯正

骨盤は「立つ」「歩く」「座る」といった基本的な動作を支える大切な骨格です。
日常のくせや出産で身体がゆがみ、放置しまうと内臓の位置がずれて便秘や胃もたれを起こしやすくなり、女性は月経痛が悪化することもあります。

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猫背矯正

長時間のデスクワークやスマホいじりは猫背などの不良姿勢を引き起こします。
くせになると肩こりや眼精疲労、自律神経が乱れるなど慢性的な倦怠感の原因になります。
猫背を放置しないで、日頃から適度な運動やストレッチが大切です。

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鍼灸

鍼灸は2000年以上前に中国で生まれた歴史のある施術です。
人間が本来持つ自然治癒力を高めることで、慢性的な痛みを軽減し、自律神経を整えることで疲労感を解消することができます。
国家資格を保有の施術師が行います。

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楽トレ

低周波と高周波を使う複合周波「EMS」を使うことで効率良くインナーマッスルを鍛えることができるトレーニングです。
寝ているだけで体幹の強化、身体の軸を安定させることができ、ケガの予防につながります。

ハイボルト療法アイコン

ハイボルト療法

血行促進作用や急性期・慢性期の痛みの軽減に有効な施術で、現在アスリートをはじめ注目を集めている施術です。
高電圧が痛覚伝達を抑制することで慢性的な肩こり、腰痛などの長引く症状の改善が見込めます。

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超音波療法

人間か知覚することのできない高い周波数で急性の痛みから使用できるのか特徴です。
そのため、骨折や捻挫といったスポーツ外傷・スポーツ障害の痛みの早期改善に効果的です。
微細な振動によって患部の自然治癒力を高めます。

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交通事故施術

事故後は興奮状態に陥っているため痛みを感じにくい場合があります。
痛みがなくても医療機関や接骨院で身体の状態をみてもらうことが大切です。
交通事故のケガは「自賠責保険」が適用となります。
補償内容について事前に備えておきましょう。

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美容鍼

美容鍼はほうれい線やフェイスラインなど、顔を中心にアプローチしていきます。
お肌のターンオーバーが活性化し、シワやたるみの改善に効果につながります。
美容鍼でいつまでも若々しいお肌を手に入れましょう。

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ヘッド
マッサージ

頭部は前頭筋と左側頭筋、右側頭筋、後頭筋の4つの筋肉で構成されています。
これらの筋肉は、長時間のデスクワークやスマホの使用によって血行不良になってしまいます。
ヘッドマッサージで顔や首、肩の筋緊張の緩和、髪質改善にも効果的です。

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さくら鍼灸院・接骨院 相模大野院

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